クラスTシャツは生徒全員が同じデザインを着用するので、制服代わりに用いられることが多いといえます。しかし生徒の自主性に任せる運用をしたり、自分で考えてクラスTシャツを使う取り決めにすれば、生徒の自由な発想を引き出す切っ掛けが生まれます。クラスTシャツはそのままでもデザインが個性的だったり魅力を感じさせますが、同じデザインなので代わり映えしないといえばそうですし、制服の延長線上の印象を与えてしまいがちです。ところがアレンジしても構わないというルールで運用すると、統一されたデザインのTシャツに個性が出てきます。
更にお互いの良いところを褒め合う指導をすれば、相乗的に生徒がお互いを高め合う良好な関係が芽生えるはずです。クラスTシャツはいうなればラフな制服代わりのユニフォームですが、あくまでもTシャツということを忘れて着用すると、心理的に窮屈に感じてしまいます。逆にTシャツなのでもっと自由に着用しても構わないとすれば、生徒達は目に見えない窮屈さから解放されて、自由な発想が持てるようになります。お行儀良く丁寧に扱って着用するのもクラスTシャツの使い方の1つですが、アレンジを許可して生徒に自由な発想の余地を与える使い方も面白いということが分かります。
いずれにしても正解はありませんが、学校の方針や教育における目指すところにもよるので、学校や先生の考え方に合わせて柔軟な発想で上手に活用したいものです。